一年中快適!ウール(羊毛)素材のラグ。

Blackbaord_ウールラグ

雨の降る日が増え、梅雨の気配を感じずにはいられない今日この頃。いかがお過ごしでしょうか。

さて今回は、これからの時季も存分に楽しめる「ウール(羊毛)素材のラグ」について書いてみました!

これから暑くなるのに、ウール???
と思った方、多いと思います。

ブラックボードでもウールのラグは一年中販売しているのですが、初夏が近づくとやはり「コットン素材の方がいい」というお客様が多く、ウール素材は敬遠されがちになります。

確かに、ウールと聞くとセーターやジャケットなど、冬服のイメージから「温かい(暑い)」が先行し、夏には向かない素材という認識ですよね。

ですが今回は、身にまとうものは一旦忘れてください!

とにもかくにも、ウールの特性を知って頂くことによって「暑苦しい」というイメージはなくなると確信しています。

では早速。
ウールとは羊の毛を素材にしたものですが、一口に”ウール(羊毛)”と言っても羊は世界各地で約3,000種もいるのだそうです。ご存知でしたか?

そんな羊毛の主な特徴は…

  • 保温性が高い
  • 吸湿性が高い
  • 撥水性が高い
  • 伸縮性がある
  • 型崩れしにくく、シワになりにくい

ウールは熱伝導率が低いため、住宅の壁や天井などの断熱に「羊毛断熱材」として、もう何十年も使われています。断熱材としての熱伝導率はグラスウールなどとさほど変わりません。また調湿性もあるため、湿気を吸収し乾燥したら放湿してくれます。

下図は、天然繊維を拡大したもの。

引用:apparelfashionWIKI

羊毛や獣毛(カシミヤ、アンゴラ、アルパカ等)の毛の表面は、鱗(うろこ)のようになっており、麻や綿などの天然繊維にはない特徴を持っていることが分かります。この表面が鱗状になっていることで繊維の中に空気層ができ保温性が高まるのです。

また吸収した水分を放湿する際には気化熱(水分が蒸発するときに周辺の熱を吸収する作用)が発生するため、それによって涼しくも感じられます。

実際お使い頂くと分かりますが、ウールは化学繊維のものに比べて肌にまとわりつくことがなく、夏でもさらっとしているため、季節に関係なく一年中快適を叶えてくれる優秀素材なんですよ。

さらに…毛自体に油分が含まれているため、適度な撥水性があるのも嬉しいポイント。

ブラックボードで取り扱い中のウール製のラグといえば、
ひとつは「TRIBAL RUG(トライバルラグ)」。
もうひとつは「COURT(コート)」。


■TRIBAL RUG(トライバルラグ)
トライバルラグ」は昨年から取り扱いを始めたラグで、ウール製。一部下糸にコットンが使われているものもありますが、表面素材はウールです。(詳しくはこちらもご覧ください

Blancboard_トライバルラグ0516-1

原産地のイランやアフガニスタンの夏場は最高気温が約40度にもなりますが、ラグは生活必需品のため年中使われているのですから、出自を知ると季節感はあまり気にする必要はなさそうですよね。(日本よりも湿度は低いですが・・・)

もし、夏場にトライバルラグを買うなら、暖色系ではなく、ブルーなどの寒色系の色にし、かつ毛足が短目のものを選ぶと季節感が出て良いかもしれません。

また、裏側の織りがとてもきれいなものが多いため、夏は裏返してご利用いただくのもオススメ!
質感の違いはありますが、下図↓↓↓のように遠目でみるとオモテ・ウラの違いが分かりづらいかと思います。(どっちも表に見える…)

トライバルラグは、部族や地域によってデザインが全く違うため、選ぶ楽しさがあります。毛足は基本的に短いですが、もともとのデザインや経年による状態によってはコットンに近いようなさっぱりとしたものもあるため、好みや季節によって変えても良いのではないでしょうか~!

イベント以外でも店頭にはブラックボードがセレクトしたアイテムを常時お取り扱いしておりますので、ぜひご覧くださいね。(定期的に仕入れも行っております)


■COURT(コート)
COURT(コート)」は、2016年デビューのラグ専門ブランドで、1962年の創業以来、半世紀以上にわたりウィルトン織の専門メーカーとしてカーペットを作り続けてきた堀田カーペットのオリジナルラグです。

Blancboard_ウールラグ01
※現在展示中です。

当店でご案内しているのは以下の写真上部の「Local Woolen Court」と下部に並んだ「Fisherman’s Court」。

Blancboard_ウールラグ02

「Local Woolen Court」は、オーストラリア・ニュージーランド・スペイン・ノルウェー・英国の羊毛の色の違いが分かるように、染色していない羊毛で作られています。肉厚でギュッと詰まった目が特徴で、踏み心地が最高!

一方、「Fisherman’s Court(フィッシャーマンズ・コート)」はその名の通り、イギリスの漁師が着るフィッシャーマンズセーターのような織り模様でデザインされています。こちらは柔らかく、軽い仕上がりで模様がとにかくかわいらしい。

ご注文品のため、Local Woolen Courtは約1ヶ月、Fisherman’s Courtは約2週間ほどお時間を頂いております。サイズ展開も豊富なため、気になる方はスタッフまでお気軽にお声がけください。(COURTのWEBサイトはこちら

COURTにはカーペット製品もあるのですが、自宅の床を全面ウールカーペットにした堀田社長の実際の感想を綴った記事があるので、お時間がある時にでも読んでみてください。(https://hdc.co.jp/with-carpet-always/)これでウールの良さがよく分かって頂けると思います。

いかがでしたでしょうか。
夏場にウールのラグを使う抵抗感、薄れた気がしませんか?

どちらも素材を実際に手に取り、使ってみてはじめて実感できる良さがあります。
この夏はぜひウールのラグで快適にお過ごし下さい♪

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